感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
龍國竣/リュウゴク
1
本書は大正十年に刊行された松村みね子訳を改めて出版したものである。影響を公言している稲垣足穂も読んだことがあるだろう。その内容は、滑稽さを通底させながら、信仰や神秘を描いたものである。その一方で、無知への皮肉もみられる。突拍子のなさが驚きや笑いを与える。2013/10/04
katka
0
「Five Plays」「Plays of Gods and Men」からの9篇ということになっていて、残り幾つかは英文ではグーテンベルクにもあります。ダンセイニ卿とべつに、翻訳の松村みね子の文を読む機会がそんなに多くなく、「大正アイルランド」のような関心ではこれと、あとフィオナ・マクラウド『かなしき女王』を挙げておきたいです。そちらも読み返したくなりました。2024/08/10