明治開化 安吾捕物帖〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 348p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806021582
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

巷は維新の波に人心揺れる。ハイカラ名探偵新十郎と心眼冴える勝海舟が奇奇怪怪な事件の謎解きを競う。鬼才安吾が読者に挑む本格派捕物シリーズを3分冊で待望の全篇収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

林 一歩

32
坂口安吾の底意地悪さが噴出した短編集。並の作家なら勝海舟を安楽椅子探偵として快刀乱麻の活躍をさせるべきところを、悉くその、推理を外させ見苦しい言い訳をさせている。堕落論なんぞより、数倍面白い読み物であった。2015/11/15

ミミネコ

11
恥ずかしながら、初坂口安吾さんでした。「万引一家」が刺さりました。2021/01/14

三毛猫メリー

10
推理物短編集。安楽椅子探偵として勝海舟が推理するが、真相は新十郎が見出し語るという形になっている。トリックは昔の作品なので現在は無理なものも多いが読み物としては面白かった。印象に残ったのは「万引一家」と「石の下」21-802021/10/10

高橋 (犬塚)裕道

6
星3。面白いんだけど何となく乗らない。大学時代は安吾大好きだったんだけどなあ。随筆の方が好きかもしれない。2025/06/20

しん君

4
NHK『明治開化 新十郎探偵帖』~明治版シャーロックホームズによる、新型サスペンス時代劇登場!~の番宣。原作者が坂口安吾と知り拝読。一話完結の短編七話で、その内映像化は本書より五話。昭和20年代の作品であり二度読みが必要な場面もあるが「坂口安吾の推理小説」って言うだけでおもしろい。本編に入る前の読者への口上が全て。福士蒼汰主演のTVドラマはコミカル風な時代劇。2021/12/24

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