目次
第1章 熱中症とは
第2章 熱中症の統計
第3章 熱中症の発生機序
第4章 熱中症の発生
第5章 熱中症のリスク
第6章 熱中症予防対策
第7章 熱中症予防対策の事例
第8章 日常生活における熱中症の予防
第9章 熱中症予防の法令
付録 熱中症予防に関する行政情報
おわりに熱中症を防ぐための16の提言
著者等紹介
堀江正知[ホリエセイチ]
昭和61年、産業医科大学医学部卒業。平成5年、カリフォルニア大学公衆衛生学大学院修士課程修了。日本鋼管(株)(現JFEスチール(株))専属産業医、京浜保健センター長を経て、平成15年から産業医科大学産業生態科学研究所産業保健管理学研究室教授。平成22年から同大学産業生態科学研究所所長。労働衛生コンサルタント。医学博士。日本産業衛生学会指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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白義
11
熱中症というのは単に熱くて倒れるだけの病気ではなく、身体から水分とナトリウムが失われ、体温調節機能が壊れ、最終的に内蔵も壊れかねない極めて危険な災害だ。本書では特に労働の現場でのリスクに焦点を当て、病態と予防、関連法令に資料まで含め概説し注意を促している。ある程度水分とナトリウムが失われると、喉の渇きすら感じなくなるので、安直な自主判断は絶対せずさせずに、危うい場合は積極的に休み休ませるべし。高温多湿の日本で労働管理者が熱中症リスクを侮るのは罪悪であるといって間違いない2013/08/16