出版社内容情報
保育室の片隅にありがちなトイレを「オープントイレ」に変えると保育そのものが変わる。子どもが主体的にトイレへ行ける、保育者の負担が軽減するなど、よいことだらけ。トイレ改修例のほか、設備や動線の見直し方法も紹介。子ども目線で、トイレから保育環境を見直す実践書。
目次
第1章 トイレ環境の改修事例(子どもにひらかれたトイレ=オープントイレ;0歳児 使わないときはボックスでカバー(おおわだ保育園) ほか)
第2章 対談 保育室のトイレ改革をしよう!(馬場耕一郎×村上八千世)
第3章 子ども主体で排泄ができる環境(保育における排泄支援の特徴;「近い」ことが重要 ほか)
第4章 乳幼児の排泄の発達(乳幼児の排尿のメカニズム;乳幼児の排便のメカニズム ほか)
第5章 トイレ環境のチェックポイントと改善法(アクセスのしやすさ;トイレの内と外でのコミュニケーションの取りやすさを大切に ほか)
著者等紹介
村上八千世[ムラカミヤチヨ]
常磐短期大学幼児教育保育学科准教授。アクトウェア研究所代表、絵本作家。早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程修了。アクトウェア研究所の活動で、関東・関西の保育園など子どもの環境に関するコンサルティング、子どもトイレのプランニングや開発を行う。2005年から大阪府門真市のおおわだ保育園の「オープントイレ」を手がけ、こども環境学会賞、キッズデザイン賞を受賞。トイレのマイナスイメージを払拭して、子どもが主体的にトイレに行ける空間を提案。「トイレ」「こども」「排泄」をキーワードに研究活動を行い、発達心理学をベースとした保育環境の提案を行っている
馬場耕一郎[ババコウイチロウ]
こども家庭庁成育局成育基盤企画課教育・保育専門官。元社会福祉法人友愛福祉会おおわだ保育園理事長。元同法人おおわだ保育園世田谷豪徳寺園長。元内閣府子ども・子育て本部参事官(認定こども園担当)付教育・保育専門官。聖和大学大学院教育学研究科幼児教育学専攻修士課程卒業後、社会福祉法人友愛福祉会理事長、厚生労働省子ども家庭局保育課保育専門調査官、関西学院聖和短期大学准教授を歴任。園のトイレ改修・新築においては、村上八千世氏などとの協働で、大阪府門真市のおおわだ保育園のトイレがキッズデザイン賞を3回受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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