出版社内容情報
【子どもの食べる動作の悩みを解決!】
・どこの園や学校でも、食事の時にお箸やスプーンが上手に使えない、食具やお椀をしっかり持てない、姿勢が悪い、などの気になる子どもが必ずいます。家庭や学校で注意をしてみてもなかなか改善しない場合は、意欲や気持ちの問題ではなく、手指や身体の力が未熟だからかもしれません。
・うまく食べられないと、食べ物を度々こぼしたり、食事に時間がかかったりするため、学校の給食の時に困ったりして、自信をなくしてしまうことにもつながります。
【動作を4段階で解説、遊びメニューも満載】
・本書では食べるために必要な動作を4つの段階に分けて、それぞれの子どもの苦手動作をチェックできるようにしています。少しずつ手指や身体の力をつけて、楽しく食事ができるように、細かく具体的な指導法とともに、遊びメニューをたくさん盛り込みました。一部、動画を見られるQRコードも掲載しています。
・お箸、スプーン、フォーク、お椀、コップ、さらに、ストローやペットボトルでの食べ方・飲み方、給食でよくある動き、姿勢セットや環境を整える方法などを紹介します。ご家庭や学校などでも、ぜひ取り組んでみてください。
【主な目次】
第1章 食事の動作をピラミッド構造で分析
1.動作のピラミッド構造の活用
2.ピラミッド構造を使って動作を評価する
3.食べるときの手の動作―7つの秘訣
4.握りとつまみの機能の発達
COLUMN1 食事に必要な感覚
第2章 手指の動き指導
1.苦手チェックリスト(手の動き)
2.動きの解説
3.指導アラカルト
①スプーン ②フォーク ③マグカップ ④箸
⑤お椀・皿 ⑥手で食べる ⑦給食での動き
〇食具・食器の選び方
COLUMN2 知っておこう!箸のマナー違反
第3章 口の動き指導
1.苦手チェックリスト(口の動き)
2.動きの解説
3.指導アラカルト
①スプーンで食べる・飲む ②コップから飲む
③ストローで飲む ④ペットボトルから飲む
COLUMN3 マスクの付け方・外し方
第4章 動きの土台となる姿勢指導
1.苦手チェックリスト(姿勢・体幹)
2.動きの解説
3.指導アラカルト
第5章 実践編 食事動作指導の例
ケース1:上手にスプーンですくえない!
ケース2:上手に箸を使えない!
ケース3:ストローでうまく飲めない!
COLUMN4 サポート道具一覧
【著者情報】
笹田 哲=著
神奈川県立保健福祉大学リハビリテーション学科 学科長。
作業療法学専攻 教授。作業療法士。
内容説明
「食べる」動作の「苦手」を解決!学校や園、家庭でできる効果的な指導法と手指の動きと力をやしなう遊びが満載。
目次
第1章 食事の動作をピラミッド構造で分析(動作のピラミッド構造の活用;ピラミッド構造を使って動作を評価する ほか)
第2章 手指の動き指導(苦手チェックリスト(手の動き)
動きの解説 ほか)
第3章 口の動き指導(苦手チェックリスト(口の動き)
動きの解説 ほか)
第4章 動きの土台となる姿勢指導(苦手チェックリスト(姿勢・体幹)
動きの解説 ほか)
第5章 実践編 食事動作指導の例(ケース1:上手にスプーンですくえない!;ケース2:上手に箸を使えない! ほか)
著者等紹介
笹田哲[ササダサトシ]
神奈川県立保健福祉大学リハビリテーション学科学科長。作業療法学専攻教授。作業療法士。広島大学大学院医学系研究科修了。博士(保健学)。明治学院大学大学院文学研究科心理学専攻修了。修士(心理学)。園や小学校を訪問し、子どもの生活・学習動作(姿勢、目と手の不器用さ)を研究テーマとし、体の使い方や発達が気になる児童・生徒の学習支援に取り組んでいる。NHK・Eテレ番組『ウワサの保護者会』出演や、特別支援教育番組『ストレッチマン』番組企画委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。