内容説明
そうだったのか!従来の枠組みを超えた取り組み満載!リンクワーカー制度の日本での実践も紹介。
目次
第1章 認知症のある人とともに歩む診療―私の診療スタイルと学んできたこと(現在の診療で心がけていること;医師の私が認知症のある人とともに歩むようになったわけ)
第2章 なぜ、認知症のある人への支援はうまくいかないのか?(世界の常識?非常識?認知症のファクトフルネス;認知症のある人への支援がうまくいかない3つの理由)
第3章 認知症のある人とのかかわりで大切な3つの要素とそのアプローチ(私たちと同じ「人権」のある人として接する;水平(対等)な人間関係を作る―U理論とパーソン・センタード・ケア
認知症についての適切な知識や情報を得る)
第4章 認知症のある人とのよりよいかかわりの実践事例(本人同士・家族同士の出会いの場を作る;本人が主体的に参加するための関係性の育み方;スコットランドのリンクワーカー制度―私の診療所での実践)
終章 認知症の有無にかかわらず住みやすいまちを作るために(誰もが笑い合える場を作りたい;ともに集い、学び、笑う体験を創出するT’s gathering Caf´e構想;現在置かれている状況を保留することの大切さを伝える;持続可能な社会づくり)
著者等紹介
石原哲郎[イシハラテツロウ]
医療法人社団清山会みはるの杜診療所院長。博士(医学)・神経内科専門医・指導医、認知症専門医・指導医。東北大学医学系研究科高次機能障害学助教、英国エディンバラ大学健康社会学部認知症の経験研究エディンバラセンター客員研究員を経て、医療法人社団清山会みはるの杜診療所に院長として招聘。精神科診療に従事。診療のかたわら令和2年2月T’s Gathering Caf´eを立ち上げ、代表となる。専門は認知症診断・診断後支援、危機対応。高齢者の地域連携に関するファシリテーション、認知症と診断された人や家族への支援、ご本人同士の社会活動を共に行うとともに、情報を発信している。世界中の認知症当事者と交流している。仙台市認知症サポート医、認知症初期集中支援チームドクター、おれんじドア実行委員。認知症ケアマッピング(DCM)上級ユーザー、日本認知症ケア学会代議員。受賞歴:認知症ケア学会石崎賞、名古屋大学神経内科同窓会学術奨励賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田中峰和