発達障害のある子どもと周囲との関係性を支援する―コミュニケーション支援のための6つのポイントと5つのフォーカス

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発達障害のある子どもと周囲との関係性を支援する―コミュニケーション支援のための6つのポイントと5つのフォーカス

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  • サイズ A5判/ページ数 249p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784805881712
  • NDC分類 378
  • Cコード C3036

内容説明

子どもの問題ばかりに目がいってしまう。関係性を好転させるきっかけを知りたい。保護者や学校、他職種の人とどうやって連携する?子どもも、家族も、支援者も、同じ方向を目指すことができる6つのポイントと5つのフォーカスを手に入れよう。

目次

第1部 関係性の中でおきる「コミュニケーション障害」へのアプローチ(私たちは関係性の中で生きている;コミュニケーション支援のポイントとフォーカス)
第2部 関係性へのコミュニケーション支援の実際(子どもと周囲の人との関係性を変えていく―共感から始まる心理職のアプローチ;本人の気持ちに着目したコミュニケーション支援―思いを汲みとる言語聴覚士のアプローチ;発達障害教育の連携・支援のドーナツ化現象を食い止める―支援は「あんドーナツ化」、連携は「のりしろ」;背景に児童虐待、DVがある家庭への支援―ソーシャルワークの視点を活かした支援;テクノロジーを活用したコミュニケーション支援―本人と周囲がわかり合うためのサポートツール;感覚・運動・身体を介したコミュニケーション支援―相互作用の視点で人と環境に働き掛ける作業療法士のアプローチ;応用行動分析を用いた支援―子どもも支援者もハッピー×ハッピーなやり取りを目指して)

著者等紹介

野口晃菜[ノグチアキナ]
株式会社LITALICO LITALICO研究所所長、博士(障害科学)。インクルーシブな社会の実現を目指して研究‐実践‐政策をつなげたい。関心分野はインクルーシブ教育、特別支援教育、矯正教育、更生保護、地域移行支援、ジェンダーなど

陶貴行[スエタカユキ]
株式会社LITALICO LITALICOワークスのシニアスーパーバイザーとLITALICO研究所のチーフリサーチャーを兼務。公認心理師、臨床心理士。元・障害者職業カウンセラー。行動分析や認知行動療法を用いた就労支援の実践や研究、人材育成を行う。オープンダイアローグの手法を用いた支援にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さおり

42
ずいぶんうだうだ言った割に、読み始めたらとてもおもしろい本でした。はじめの方に「コミュニケーション支援のポイント」が6つ挙げられてて、そのあとの事例の記述の中にも随所にそのポイントが登場するのだけど、これがとてもわかりやすかった。普段、説明してもなかなか理解してもらえないことが実にうまく整理されて書かれていたので、これを参考に相手に届く説明の仕方について再考したい。応用行動分析の章も良かった。私の療育場面にも応用行動分析家が同席してスーパーバイズしてくれると良いんだけど、叶わないので自分でがんばります。2020/08/15

読書熊

3
ケーススタディ豊富で、子育てに即活かせる2024/06/25

Bevel

3
①「わからないから知りたい」からスタートする。②「不適応行動」は本人からしたら「適応行動」。③誰かに原因を求めても解決しない(=コミュニケーションのズレに原因がある)④キラキラポイントに目を向ける。⑤コミュニケーションを取りたくなる環境をつくる(=キラキラポイントに絡めてコミュニケーションを考える)。⑥チームで支援する(=共通言語を作るなど)。こういう原則を立てて子供との関係性支援を記述するのは、わかりやすくてよいし、この本ができるまでの多くの準備を想像させる。別分野の支援にも参考になるように思う。2021/12/15

まっちー

2
支援のポイント①〜⑥があることで、事例と重要ポイントを、脳内ですぐに結び付けられた。特に④キラキラポイントと、⑤コミュニケーションとりたくなる環境をつくるの2つは、自分だったらどうする?に置き換えながら読んだ。9章だけ、登場人物にキャラクター性があり、読み初めは違和感があったけど、振り返るとこの章が1番エピソードに入り込んで読めた。自分は職域や制度・関係機関の知識が乏しい為「あれ、この人はどういう人だっけ?」となりやすいが、そこをキャラクター性があるキャッチーな感じが補ってくれたのだと思う。2020/08/18

saiikitogohu

1
「障害のある子どもの保護者は何かを「選択」しなければならない機会がとても多いです。「子どもさんに障害があります」とお医者さんに言われてから、療育機関を選んだり、教育の場を選んだり、治療が必要な場合は治療方法を選んだり、成人してからは施設やグループホームを選択することもあるでしょう。情報があふれ、専門家が足りない中、子どものこれからの人生に影響するこれら一つ一つを「選択」していくことに、言葉にはできない葛藤があることを私は学んできました。…障害を社会モデルで捉えるように、親のさまざまな思いや行動もまた、」続2020/10/24

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