出版社内容情報
竹田 伸也[タケダ シンヤ]
著・文・その他/編集
内容説明
知識はあるのに、何だかしっくりこない…。“単なるコミュニケーション”が“プロの仕事”に変わる秘訣!福祉、介護、看護、教育、心理、行政。人とかかわるすべての方々に―。
目次
1 対人援助の作法を身につける前に
2 言葉を用いず信頼関係を築く作法
3 相手の気持ちに寄り添う作法
4 相手に質問するときの作法
5 相手に伝えるときの作法
6 相手のもっている力を引き出す作法
7 苦手を感じず相手とかかわる作法
8 対応が困難に思える人への作法
著者等紹介
竹田伸也[タケダシンヤ]
鳥取大学大学院医学系研究科臨床心理学専攻准教授。博士(医学)。香川県丸亀市出身。鳥取大学大学院医学系研究科医学専攻博士課程修了。鳥取生協病院臨床心理士、広島国際大学心理科学部講師、鳥取大学大学院医学系研究科講師を経て現職。日本老年精神医学会評議員、日本認知症予防学会評議員等を務める。「生きづらさを抱えた人が、生まれてきてよかったと思える社会の実現」を臨床研究者として最も大切にしたい価値に掲げ、全国の仲間と協同しながら研究や教育、執筆、講演等を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ポレ
10
ハウツー本は読まないんだけど、書店の棚でたまたま目に止まり、パラ読みして続きが気になって購入した。うちの会社の社員全員に配布したいくらいの良書。いわゆる援助職の心構え的なことが書かれているが、コミュニケーション全般に当てはまる普遍的な内容だった。”生きづらさを抱えた人が、生まれてきてよかったと思える社会の実現”という著者の思いに賛同したい。2021/04/02
ひつまぶし
3
対人援助について気になって読んでみたが、求めていたものと違ったので流し読み。非言語コミュニケーションとか、声のかけ方、聴く姿勢などなど、確かに基本的なスキルをコンパクトにまとめられていると思うけど、具体性に欠ける印象。援助職なんてそうそう育成できないと思う。実際には援助者自身が課題を抱えていることの方が多いはず。課題を抱える不完全な人間同士でどうやって共同できるのかといったところを知りたい。技術に還元できない、根本的なところで向き合わなければならないものと、そのための姿勢のようなものについて考えたい。2024/09/27