窃盗症 クレプトマニア―その理解と支援

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窃盗症 クレプトマニア―その理解と支援

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  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784805856987
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C3047

出版社内容情報



竹村 道夫[タケムラ ミチオ]
編集

吉岡 隆[ヨシオカ タカシ]
編集

内容説明

万引きという病から回復するために。刑罰で常習窃盗者の再犯は予防できません。病的窃盗には治療と支援が必要です。

目次

序章 アディクションとクレプトマニア
第1章 当事者と家族の体験(当事者が語る;家族が語る)
第2章 回復に向けて(医療の立場から;相談援助の立場から;司法の立場から;法律学の立場から;ジャーナリズムの立場から;治療機関における実践活動)
資料 窃盗癖関連新聞記事リストと要旨

著者等紹介

竹村道夫[タケムラミチオ]
1945(昭和20)年高知県生まれ。大阪大学医学部卒業。医師、精神保健指定医。精神科専門医。帝京大学医学部精神科、同大学医学部付属病院付属分院溝の口病院精神科科長(嗜癖問題臨床研究所所長兼務)、群馬病院を経て、1990(平成2)年アルコール症専門治療施設の赤城高原ホスピタル開院。特定医療法人群馬会赤城高原ホスピタル院長・京橋メンタルクリニック勤務医

吉岡隆[ヨシオカタカシ]
1946(昭和21)年浦和生まれ。上智大学、同大学院卒業。ソーシャルワーカー。東京都立松沢病院、埼玉県精神衛生センター、埼玉県川越児童相談所、埼玉県越谷児童相談所、埼玉県立精神保健総合センター、埼玉県所沢保健所を経て、1998(平成10)年こころの相談室「リカバリー」を開設。こころの相談室「リカバリー」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポレ

10
リスクに見合わない少額の万引き行為を繰り返し、自らの窃盗衝動を制御できず、悩んでいる一群の人々がいる。この病的な常習窃盗はアルコール依存、薬物依存、ギャンブル依存と同じ嗜好性精神障害と考えられ、窃盗症(クレプトマニア)と呼ばれている。本書は当事者、家族、医師、ソーシャルワーカー、弁護士、法律家、ジャーナリストがそれぞれの立場で窃盗性を論じている。2018/06/24

すーさん

3
筆者のひとりが性犯罪者の心理教育向け自費出版本を出したところ、依存症全般に共通することが認められ、とある警察から留置場備え付けにしたい旨申し出があった。このエピソードが示す通り、表題の窃盗症(クレプトマニア)から他のあらゆる依存症へ通ずる視座で全体的に編まれている。万引き等の行動で現れる窃盗症は摂食障害と合併しやすく、極めて強い関係があることは衝撃的だが納得できる説明である。ひとつの依存症に対しても、幅広く多くの要素・分野に目を向ける必要性をさまざまな事例やエピソードで表現しており、とても豊かな一冊だ。2019/02/05

さわたろう

1
序盤の症例がとても興味深く、読みやすい本でした。摂食障害との関連や認知の仕方など、ある種の思考回路のパターンが理解できて、大変参考になりました。端的に言うと、嘘をつくことを強要・肯定される状況が幼少期に続くと、認知と他者への推測が歪み、計算が大きく狂ってしまうのだと思いました。2023/02/17

izumone

1
窃盗症という依存症について,多方面から多角的に論じられていてとても参考になった。ただし「フリージャーナリスト」今井亮一の文は頂けない。有料の自分のメールマガジンの宣伝でしかない。この事例を取りあげるのなら,この文の中で纏める努力をするべきだし,それができないのならこんな形で言及すべきでない。書籍に収録される文章と,ウェブマガジンの文章との区別が付いていない。この一文を入れたために,この本全体の価値が著しく下がったと思う。とても残念。2018/07/15

佐々木大悟

1
悪いという自覚がありながら、衝動的な万引きを繰り返してしまう「クレプトマニア」という病気。その治療の第一人者である竹村道夫医師とケースワーカー吉村隆氏による編著の一冊。前半は当事者(患者)自身とその家族による様々な体験談。その苦悩の深さもさるものながら、摂食障害など他の依存症とのつながりにもハッとさせられる。後半は両編者による医療・相談援助の他、司法・法律学・報道など様々な専門家による視点から、窃盗症をめぐる現状と今後に対する提言などが語られる。日本社会全体が理解を広げ、より良い対策の構築を切に願いたい。2018/07/01

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