目次
第1部 支援困難事例と向き合う(サービス拒否;終末期;不穏 ほか)
第2部 支援困難事例を深める(“支援困難事例と向き合う”ことの意味;「支援困難事例」をとらえることの難しさ―「支援困難事例」の特性を考える;支援困難事例の3つの発生要因 ほか)
第3部 実践の根拠としての「価値」を極める(対人援助における「価値」の位置と重要性―知識・技術・価値の三位一体による援助;対人援助における「価値」の全体像―中核的価値・派生的価値・根源的価値の位置関係;中核的価値としての「本人主体」 ほか)
著者等紹介
岩間伸之[イワマノブユキ]
大阪市立大学大学院生活科学研究科教授。1965年生まれ。同志社大学大学院文学研究科社会福祉学専攻博士課程後期修了。博士(社会福祉学)。社会福祉士。特定非営利活動法人西成後見の会代表理事。専門領域は社会福祉学/ソーシャルワーク論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫羊
18
困難ケース18例。ゴミ屋敷、近隣トラブル、共依存、アルコール中毒etc…解決のための具体的なノウハウが示されているわけではない。ケースをどう受けとめるか、対人援助職としての心構えを教える内容だった。2017/01/22
フリスビー
16
自分にとって身近と思われる、「ゴミ屋敷」「共依存」「希死念慮」についてのみ読みました。十把一絡げにできない難しさを感じ、胸が苦しくなりました。2014/12/23
naohumi
5
支援困難事例をベースにして、支援とどのようなスタンスで向き合うかを学べた。 ・人間そのものを尊重すること。 ・対象者と向き合う事、そのニーズは単に出てくる言葉を受け売りするのではなく、支援者と共に作り出すこと。 ・問題行動の背景を押さえること。 ・家族のしんどさにも向き合うこと。 これら以外にも気づきはあったが、明日からの実践で意識していく必要があると感想を持った。2021/07/11
saiikitogohu
3
「過去からつながる「今」を確認でき、この「今」を起点として明日があることは、「今」に安心と安定をもたらす要因となる…ところが、過去のことを思い出せなくなったり、短期記憶が極度に低下することによって、時間軸上に自分の存在を位置付けるこもができなくなります。…「あと少し我慢すれば終わる」という先の見通しをもてず、また「終わればすっきりきれいになる」という洗髪の目的が理解できないAさんにとっては、それこそ我慢できない不快極まりないものに感じるのも当然のことといえます」232019/05/16
シスターがちょん
3
加齢なるケアマネたちでお勧めの本でした。買うことが出来なかったので、ひとまず図書館へGO! ためになった、実践で使えます。2015/12/28