内容説明
働く楽しさ、伝えたい。知的・発達障害のある人のハローワーク。仕事を選んだきっかけ、働くことの喜び、職場の人たちとの関係、お金の使い方、将来の夢…。企業等で働く本人の生の姿と声を紹介。
目次
01 「働く」を考えよう。(働くとは?;先輩の姿から「働く」を学ぶ;いろいろな職業を知る ほか)
02 「働く」ってなんだろう?(どんなところで働くの?どんなふうに働くの?;自分の仕事は、どんなふうに役に立つの?;仕事にはどんな種類があるの?)
03 先輩たちの「働く」を見てみよう!(物を運ぶ仕事―物流;机でする仕事―事務;物を作る仕事―製造 ほか)
著者等紹介
菊地一文[キクチカズフミ]
国立特別支援教育総合研究所教育情報部主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
12
中にあった。働くとは、人という字の横に動くという字。なるほどと思う。それから、傍を楽にするからハタラクだとか聞いたこともある。それにしても、ここに登場する人たちの表情が素晴らしい。働くことの素晴らしさ・楽しさが溢れている。しかも、それだけでなく、現状の課題とかも書かれているのがいい。つまり、人が本来の意味で成長する・進歩することが、働くことの延長線上にあるのだ。ふと、思う。こういう感じで働くことを忘れている自分。そして、その環境。再考せねばと思う。2014/08/08
hana@マインドサポーター
7
図書館本ですが自分でも買って手元に置いておきたい本です。障害があるとかないとか、もう関係なく、働くっていいな、と。自分が好きなことや得意なことで、お客さんに喜んでもらえて、自分も楽しくて笑顔になれて、いただいたお給料で趣味や好きなことをできる。本来働くってそういうことのはず。2018/09/01
sigh
7
表紙のレイアウトがドラゴン桜の『16歳の教科書』に似ていたので借りてみたら、全く違った。知的障害、発達障害のある人たちがどのように仕事を探し、今の仕事に就き、そしてどのような展望を持って生きているのかが活き活きと描かれている。どの人も笑顔が印象的。就職するまでの話でほぼ「特別支援学校の実習で…」「先生が…」などの文言があり、学校のバックアップの充実を思わせる。やはり、働くことはどの人にとっても生き甲斐。だから、持てる能力を生かせるよう周囲が見守ることも大切なのだと思う。(64/15563)2013/05/12
Shoko
6
障害のある、企業就労している方のインタビュー集。生徒向けの書籍とあって、オールカラー&全ての漢字にルビが振ってあって素晴らしい。また、それぞれの方の勤務スケジュールや通勤時間、大変なことなど実際に会ってみないと聞けないようなことが盛りだくさん。学級に1冊置いておこうと思う。2013/07/02
あたっけ
5
子どもに薦める前に読んでみようと思って。正直「働く」を考える前に生活リズムや移動など、課題はたくさんあるので、この本が今すぐ必要ではないが、この本が私に与えてくれた安心感は半端ない。どの人も素晴らしい笑顔で、仕事に喜びを感じている。また一緒に働いてくれている方たちの理解や協力も素晴らしいと感じた。2016/03/16
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