内容説明
社会福祉に対する見方や考え方を学ぶことが、社会福祉実践の基盤となる。本書は「福祉の思想」に焦点を当てた、社会福祉を学ぶ者の入門書。日本の福祉実践、そして福祉研究をけん引してきた著者の「思想と実践の集大成」がここにある。
目次
はじめに 福祉の思想
1 福祉の思想―人間を真実に人間たらしめる
2 福祉の哲学
3 地域福祉の思想
4 コミュニティ・ケアをめぐって―地域福祉の展開と位置づけ
5 コミュニティ・ケアの思想的意味
6 ボランティアの思想的性格
7 公私社会事業の関係
8 日本から世界を、世界から日本の社会福祉をみる
9 地域福祉とヒューマンサービス―鼎談
おわりに 横須賀基督教社会館実践50年
著者等紹介
阿部志郎[アベシロウ]
神奈川県立保健福祉大学名誉学長、社会福祉法人横須賀基督教社会館会長。1926(大正15)年東京都生まれ。東京商科大学(現・一橋大学)卒業、米国ユニオン神学大学院留学。明治学院大学助教授を経て、1957(昭和32)年より横須賀基督教社会館館長に就任、2007(平成19)年4月より会長。日本ソーシャルワーカー協会会長、日本社会福祉学会会長、国際社会福祉協議会副会長、東京女子大学理事長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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