• ポイントキャンペーン

終末期介護への提言―「死の姿」から学ぶケア

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 196p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784805833681
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C3036

内容説明

今日の介護の理念は、尊厳(自己決定)、ICFに基づく生活支援、そして自立支援である。しかし、終末期をこの理念だけで語るには、どこか限界がある。介護がやがて来る死をとらえて存在するとき、その理念もまたとらえ直す必要がある。

目次

第1章 「死の姿」(遺体)が語るケアのあり様(遺体の状態からケアのあり方をさかのぼる;遺体から評価する ほか)
第2章 終末期リハビリテーションの考え方(虐待から尊厳をとらえ直す;終末期リハビリテーションのとらえ方 ほか)
第3章 「死」を見据えてこその介護(ケアの本質を見失ってはいけない;「衰えがあって、その先に死がある」ということ ほか)
第4章 「終末期」を介護するということ(どのような状態を終末期とするのか;終末期体重減少時の食事を考える ほか)
第5章 身体面から終末期の生活の豊かさを支える(生活の豊かさを支える身体;終末期への関節可動域を維持する基本 ほか)

著者等紹介

大田仁史[オオタヒトシ]
茨城県立健康プラザ管理者、茨城県立医療大学名誉教授

鳥海房枝[チョウカイフサエ]
東京都北区立特別養護老人ホーム清水坂あじさい荘総合ケアアドバイザー(前副施設長)、NPO法人メイアイヘルプユー事務局長

田邊康二[タナベコウジ]
医療法人社団筑波記念会筑波記念病院リハビリテーション部主任、専門理学療法士(骨関節系・内部障害系)、心臓リハビリテーション指導士、三学会合同呼吸療法認定士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みやもと

1
人が最後に棺おけに、入る時の体の状態までは、考えていなかった。終末期の考え方を考えさせられた。2018/03/15

Ma Miyazaki

0
ご遺体を納棺するときにお棺に納まらないので、葬儀屋さんが家族にしばらく部屋から出ていてほしいと申し出て、その間に骨をボキボキ折って納棺することがあるという。なぜこのようなことがおこるか、ケアの不味さからである。といった話から始まる。葬儀屋さんの話が見たかったわけではなく、看取りにあたり具体的にどのような行動をすればよいのかと思い読んでみた。言葉の定義や考え方、介護にあたるものの留意点などが数多く記されていた。看取りについてまずは読んでおきたい一冊である。身体だけではなく心理的なアプローチ手法も書いてある。2015/12/29

turnesol

0
p12 ご遺体を評価することで、生前のケアがわかる。終末期においても、たとえどのような状態であっても関節を動かし、身体を清潔にしておくことが大切 介護の究極の目標は きれいなご遺体をつくること p35 終末期リハビリテーションの8つの視点①清潔の保持②不動による苦痛の緩和③不作為による廃用症候群の予防④著しい関節の変形・拘縮の予防⑤呼吸の安楽⑥可能な限りの経口摂取⑦尊厳ある排泄手法の確保⑧家族へのケア 終末期リハビリテーションという考え方、きれいな遺体をつくることが目標というのが斬新だった。  2019/03/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2366368
  • ご注意事項