内容説明
接遇研修などではなかなか得ることのできない、「根拠に基づいた」医療コミュニケーション。いろいろな方法の長所と短所を説明し、医療者1人ひとりが、自分らしいやり方で、場面ごとに最もふさわしい話し方ができるよう、「○○はなぜよいか、××はなぜダメなのか」とか、「××はどう改善すればよいのか」という説明に紙幅を割いている。
目次
1 医療現場で「尋ねる」(「今までにどんな病気をなさいましたか?」―開かれた質問;「痛みますか?」―閉じられた質問 ほか)
2 医療現場で「聴く」(「注射はイヤなのですね」―単純反復;「薬の方がいいのですね」―言い換え)
3 医療現場で「話す」(「あの患者さん、文句しか言わない…」―極端のトゲ;「お分かりいただけなかったようですね…」―非難のトゲ ほか)
4 医療現場で「伝える」(「10人に1人は副作用が…」―「可能性」の伝え方;「それは大変ですね」―「気持ちを受け止めた」ことの伝え方)
著者等紹介
杉本なおみ[スギモトナオミ]
慶應義塾大学看護医療学部教授。国際基督教大学教養学部語学科卒。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校スピーチコミュニケーション学科修士・博士課程修了。専門は医療コミュニケーション学、コミュニケーション教育学、および異文化コミュニケーション学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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