内容説明
「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」(心神喪失者等医療観察法、平成十五年七月)、及び「障害者自立支援法」(平成十七年十月)の制定を受け、内容を見直した改訂版。第二次世界大戦後の過去の日本の精神科医療の流れから現在を汲み取ることができるように、歴史をふまえた記述がなされ、精神保健指定医の実務、ケースレポートについて具体的に書かれている。
目次
第1章 精神保健福祉法の要点
第2章 入院形態と行動の制限
第3章 精神障害者と人権擁護
第4章 精神保健指定医
第5章 障害者自立支援法と地域医療
第6章 触法精神障害者対策と心神喪失者等医療観察法
第7章 精神保健福祉法改正とその背景―戦後精神科医療の歩み
第8章 これからの精神科医療
第9章 精神保健指定医のケースレポート
第10章 よりよき実務のために
付録 関係法令・資料