内容説明
依然として増えつづける子ども虐待。幼い子どもたちが虐待死する事件は後を絶ちません。本書では、長年虐待問題に取り組んできた著者が、子ども虐待の基本的な知識から発見、介入の方法までを解説。特に、今、虐待の現場に強く求められている「予防」と「ネットワーク」の方法を具体的に示し、『子どもを守り、親を救う』ために必要なことを紹介します。虐待の最前線に立つこととなった市町村関係職員のほか、児童相談所職員、保健師、子ども家庭支援センター職員、民生・児童委員、教職員、保育士、幼稚園教諭、助産師、看護師など、子ども虐待にかかわるすべての人、必読の書。子ども虐待当事者の体験談を収載。
目次
第1章 子ども虐待の基礎知識
第2章 子ども虐待の予防
第3章 子ども虐待に気づくために
第4章 子ども虐待のケアマネジメント
第5章 子ども虐待とネットワーク
第6章 親支援のグループケア
第7章 子どもを虐待する親のタイプ
著者等紹介
徳永雅子[トクナガマサコ]
保健師、精神保健福祉士。1966年兵庫県立厚生専門学院保健学科卒業、1975年国立公衆衛生院看護学科修了。鹿児島県・世田谷区の保健所に勤務。保健師活動をしながら、1984年からアルコールをはじめとする依存症問題や家族問題の実践や研究を行う。2002年4月に、「徳永家族問題相談室」を開設し、子ども虐待、DV、高齢者虐待、依存症問題、家族問題、精神保健問題のカウンセリングや介入を実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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