介護の「質」に挑む人びと―新しい扉をひらいた二十八人

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  • サイズ B6判/ページ数 323p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784805828458
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0036

内容説明

ユニットケア、認知症ケア、地域密着、小規模多機能…はどのようにしてうまれたのか?現時点で実践されている「質」が高い介護の数々を紹介。

目次

第1章 介護の創造と継承(竹内孝仁―豊かな生活とは何か「おむつはずし」の原点;鳥海房枝―特養ホームには「管理は不要」が出発点 ほか)
第2章 介護の「質」を高める(佐藤忠興―熱血園長が体現する「介護の原点」;奥山久美子―在宅生活を支えるための「小規模多機能」 ほか)
第3章 男たちが変える介護の世界(高岡隆一―定年退職者の経験と能力は地域社会の財産;米山孝平―サラリーマンOBのパワーが地域を変える ほか)
第4章 「闇」に光を!(尹基―国を越えて共に暮らすキムチと梅干がある老人ホーム;山本雅基―在宅ホスピス対応型集合住宅「きぼうのいえ」の試み ほか)
第5章 地域パワーを取り込む(山田尋志―すべての世代がつどう、地域にひらかれた施設をめざして;中村大蔵―施設は地域を豊かにし、地域は施設を解放する ほか)

著者等紹介

加藤仁[カトウヒトシ]
1947年、名古屋市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。雑誌編集者を経てノンフィクション作家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Yuko

5
少し古い本だが、日本全国で様々な取り組みが為されていることを知る。 第5章「地域パワーを取り込む」では、在日コリアンと日本人が共に暮らし、梅干しとキムチが常に食卓に並ぶこころの家族「故郷の家」や、介護機器・補助具をつくる「福祉工房あいち」、研究者三浦研が設計した「グループハウスあまがさき」などの例が心に残った。 また、地方の福祉行政例として高浜市が取りあげられていたが、国に従うだけ、国まかせの施策でなく、独自の施策を実現させている自治体があることを知って希望が湧いた。 2019/11/14

okatake

1
2007年刊と言えば、ひと昔という感はありますが、この本で語られている内容は、今でもまだまだここまでの「質」に達しているのはわずかではないか。介護保険の先行きを考えるとより達成が難しくなって来ているのではないかとも思われる。大企業や大きな法人では難しい、痒いところに手の届く介護は、もっと小さく小回りを効かせることが出来るのではないとできないようにも感じる。もともと営利を追求するものではないものであるから、福祉の事業は、今までの企業経営とは異なる考え方を持たないといけない。2015/12/03

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