内容説明
赤ちゃんの死を前にした時、医療従事者としてどのように患者・家族に寄り添えばよいのか、患者・家族は何を望み、どのようなケアを受けたいのか、医師・助産師・看護師・臨床心理士の実践と患者・家族の体験談でつづる赤ちゃんの死への関わり方とこころのケアをまとめた本。
目次
第1章 赤ちゃんの死をめぐって
第2章 赤ちゃんの死とこころのケア
第3章 赤ちゃんの死と医療従事者のこころ
第4章 赤ちゃんの死の疫学と医学的背景
第5章 次の妊娠へ向けて
第6章 医療現場での取り組み―それぞれの実践と思い
第7章 医療従事者に望むこと―体験者の声
著者等紹介
竹内正人[タケウチマサト]
葛飾赤十字産院第二産科部長、産婦人科医、医学博士。1961年生まれ。米国ロマリンダ大学留学を経て、1995年に日本医科大学大学院卒業。専門は周産期医学、胎児生理学、多胎妊娠。学生時代より、世界諸国を放浪。現在も、国、地域を超えて妊娠、出産の現場に携っている行動派医師。妊娠、出産のあり方とその周辺環境、ウイメンズヘルス、育児メディア等への関心も高く、「赤ちゃんの死」に関する講演等も各地で行っている。出産のヒューマニゼーション研究会幹事、NHK「すくすく子育て」すくすくサポーター等、主として母子、家族の視点でとらえた現場からの意見と情報を積極的に社会へと発信している
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