内容説明
四日市公害問題を負の遺産として風化させることなく、「環境快適都市」づくりへの教訓としていきたい―未整理であった資料も含めて検証し、四日市公害問題の意義や本質、自治体の取り組み、国際環境協力などを取りあげた大著。
目次
第1章 四日市公害問題の意義(四日市公害問題の歴史的・社会的背景;四日市公害問題の過去・現在・未来 ほか)
第2章 四日市公害問題の本質(四日市公害の大気環境的特徴;四日市公害と健康被害に関する疫学的考察 ほか)
第3章 四日市公害問題への取り組み及び課題(四日市市の取り組み―公害のまちから環境快適都市へ;三重県の取り組み―環境先進県がめざすもの ほか)
第4章 国際貢献:四日市公害問題の教訓―四日市からアジアへ(韓国産業団地における公害問題の実態―蔚山・温山・麗水(川)国家産業団地
中国・瀋陽市の大気汚染と住民の健康への影響 ほか)
著者等紹介
上野達彦[ウエノタツヒコ]
1947年徳島市に生まれる。現在、三重大学副学長・人文学部教授。専攻は刑法・環境犯罪学
朴恵淑[パクケイシュク]
1954年ソウル市に生まれる。現在、三重大学人文学部教授。専攻は環境地理学・気候学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。