内容説明
いつでも安心してかかれる精神医療がほしい。だれでも利用できる精神保健福祉がほしい。改革に不可欠な患者=消費者の生の声を気鋭のジャーナリストが描き出したインタビュー集。「障害」と「健常」を超える未来がこの本の中にある。
目次
早坂潔―生きることが、社会復帰。病気を語るのが、商売なんだ
宇田川健―アメリカの仲間が教えてくれたネバーギブアップの精神
有村律子―子育てがくれた豊かな力と生活感を、患者会活動に生かしたい
菊井俊行―ユーモラスに楽しく。ひと味違った人生、ボチボチもいいやんか
広田和子―生活保護のコンシューマーは、素人の“国家公務員”なの
夢村―花鳥風月 そして童子たち 日本の原風景を描き続けたい
小島康―弥勒菩薩にはなれなかったけれど、自分の道が見えたんだ
山本深雪―体験者の眼差しで、精神医療サービスの未来を見つめる
著者等紹介
月崎時央[ツキザキトキオ]
1959年、千葉県生まれ。フリーランスジャーナリスト。雑誌編集者を経て、1994年から精神保健福祉の取材を専門に行う。現在、週刊メールマガジン・市民とマスコミと精神保健福祉をつなぐネットワーク情報誌『LA LUNA』を発行し、精神保健福祉関係の最新情報、患者さんのエッセイなどを紹介している
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