内容説明
精神障害者の退院促進を図り、地域で生活できるように支援していくことが精神保健福祉士に求められている。そして彼らの地域での生活を支えるネットワークづくりが必要である。この支援ネットワークづくりこそ、今後の精神科ソーシャルワークの中核となるであろうし、精神保健福祉士の専門性向上の議論にも役立つ。
目次
精神保健福祉士とは
精神保健福祉士の価値と倫理、対象
精神保健福祉士と精神保健福祉援助技術
情報収集の方法
ケースワーク
グループワーク
コミュニティワーク
セルフヘルプグループへの支援
利用者支援ネットワークづくり
「住むこと」と支援ネットワークづくり
「働くこと」と支援ネットワークづくり
著者等紹介
住友雄資[スミトモユウジ]
1961年生まれ。日本福祉大学大学院修士課程修了。精神障害者社会復帰施設「(社団)やどかりの里」PSWや高知女子大学保育短期大学部助教授を経て、現在、高知女子大学社会福祉学部助教授。専門は精神障害者福祉およびソーシャルワーク。学会・社会活動:精神保健福祉士試験委員、日本地域福祉学会理事、日本職業リハビリテーション学会理事、日本精神障害者リハビリテーション学会理事。著書に『新「福祉」をみる・考える・支える』(共編、中央法規出版、2001)、『新しいソーシャルワーク』(共編、中央法規出版、1998)、『「介護支援」用語解説集』(共編、メディカルレビュー社、2000)ほか多数。その他、ホームページ「精神保健福祉や精神障害者福祉に関するホームページ」を開設している
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