内容説明
「第三者委員」とは、社会福祉制度が“措置”から“契約”へと大きく変革するいま、利用者の生活支援を図る地域福祉権利擁護事業の「生活支援員」と並んで、社会福祉の要となる人材です。本書では、福祉サービス利用者の利益保護を基本としながら、利用者の援助及び苦情解決に向けた「第三者委員」に求められる“知識”“技術”“価値観”を解説します。
目次
第1部 社会福祉法と苦情解決の仕組み(社会福祉法と利用者保護;苦情解決の仕組み)
第2部 第三者委員に必要な苦情解決基礎知識(第三者委員の基本姿勢と具体的対応;アメリカに学ぶ第三者委員の役割;第三者委員に期待する(老人福祉施設の立場から;児童擁護施設等の立場から))
第3部 第三者委員に求められる周辺知識(利用者からみた契約;対人援助のコミュニケーション;利用者(障害者)の人権について)
第4部 資料編
著者等紹介
大国美智子[オオクニミチコ]
大阪社会福祉研修センター所長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。