21世紀への架け橋 社会福祉のめざすもの〈第2巻〉福祉の地域化と自立支援

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  • サイズ A5判/ページ数 277p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784805819630
  • NDC分類 369
  • Cコード C3036

内容説明

本書は、福祉国家の見直しの過程で、オータナティブとして焦点化された社会福祉の地域化と、自立支援にかかわる論文で構成されている。地域福祉の価値・思想や主体形成にかかわる理論構築の課題をはじめ、介護保険制度や社会福祉基礎構造改革との関連での地域福祉のあり方を論じている。さらに、社会福祉の中で最も早くから取り扱われてきた児童福祉について、新たに問われる理論をもとにして、養護や虐待といった現代問題を家族や地域社会ベースにいかに解決していくか提示することで、21世紀の児童福祉の課題解決に多くの提案をしている。さらに、障害者・高齢者の自立支援にかかわる今日的課題を内容としている。

目次

第1章 福祉国家のゆらぎと地域福祉
第2章 地域の福祉力形成活動
第3章 地域福祉とケアの思想―ケアの社会化の意味するもの
第4章 介護保険制度と痴呆対応のコミュニティケア―地域福祉研究の視点から
第5章 地域福祉における権利擁護
第6章 介護保険時代の社会福祉協議会の課題
第7章 子ども家庭福祉論構築の視点
第8章 家庭養護と家庭的保育の連続性という思想
第9章 高度経済成長期以降の児童福祉政策にみる子育て観
第10章 地域における児童自立支援についての一考察―子ども家庭福祉の実現に向けて
第11章 要養護児童の福祉的展望―里親開拓運動の窓口から
第12章 児童虐待問題における諸課題
第13章 障害者の地域生活支援の歴史と展望―身体障害者及び知的障害者を中心にして
第14章 精神障害者の地域生活支援―精神保健福祉ボランティアの有効性
第15章 盲ろう者福祉の現状と課題
第16章 我が国における盲導犬及び盲導犬事業の現状と課題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

18
2000年初版。全体として地域福祉を岡村理論に基づいて考察した内容となっています。僕自身、岡村理論に疎いというのもあり難しい本でした。介護保険制度の施行に伴い、社会福祉基礎構造改革の中で地域福祉がどのように位置づけられ、利用者主体の地域福祉をどのように作っていくのかを考えることができな本でした。措置から契約へと政策が変化するなかで、地域のなかで生活問題をどのように科学的に捉えて、社会福祉を構築していくのかは大切な課題だと思います。地域福祉論の難しさかもしれませんが、そこが見えにくいかなとも思いました。2015/11/07

sabato

0
仕事の資料として。。2019/07/21

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