内容説明
本書では、いかにして知的障害者が地域福祉を基盤とした「普通の生活」すなわち「日常生活動作能力」から「生活の質」を目指した知的障害者福祉支援策を確立するかを、さまざまな視点から論証した。知的障害者の基本的な福祉問題を体系的に把握し、基本的理念、歴史的背景、施設福祉問題、在宅福祉問題、一般就労・福祉的就労問題、現行制度の限界性など地域構造との関連性からも現状分析している。関係機関の統計・資料の分析を行いながら今日の知的障害者の福祉問題の所在や今後の展望についてもわかりやすく執筆した。
目次
第１章 知的障害者福祉の基本的理念
第２章 知的障害者の概念と実態
第３章 知的障害者の歴史的背景と現代社会
第４章 施設福祉の現状と課題
第５章 在宅福祉の現状と課題
第６章 知的障害者の一般就労と福祉的就労の現状と課題
第７章 今後の知的障害者福祉の展望と課題
