内容説明
どこへ行く、日本の家族。介護、「シングル」時代、夫婦別姓、家制度の崩壊、少年犯罪などをキーワードに、樋口恵子が各界の論者と家族をテーマに語り尽くした。変容する日本の家族の本質を見極め、明日の日本人の幸福について考えるための一冊。
目次
“家族幻想”を捨てよう(福島瑞穂)
「シングル」からの家族再構築(リストラ)(落合恵子)
企業の軌道修正で家族は変わるか?(諸井虔)
「子ども大事」が少子化招く(山田昌弘)
家族の変化と民法改正(利谷信義)
「介護の社会化」は家族ビッグバンとなりうるか―特別てい談・日本の家族の行方(沖藤典子;袖井孝子)
自然性最後の砦としての家族(養老孟司)
「大シングル時代」の家族大航海(阿藤誠)
韓国の家族は「男の血」のために(呉善花)
“シンデレラ”は歩き続ける(コレット・ダウリング)〔ほか〕