内容説明
介護保険制度の実施は、自治体の自治能力を試す絶好の機会となる。そこで試されるのは、市町村の自治行政能力と住民自身の自治能力である。９９年１０月から始まる本格的な要介護認定まで、もうほとんど時間がなくなってきている。介護保険事業計画による地域の制度設計は急がれなければならない。本書は、地方自治・住民自治の視点から計画作成と福祉自治体を具体的に論じたものである。
目次
第１部 介護保険法の成立（介護保険法成立の背景；介護保険制度の概要）
第２部 市町村介護保険事業計画と住民参加（市町村介護保険事業計画の意義と住民参加；現状把握と課題の分析；市町村介護保険事業計画の策定）
第３部 介護保険と福祉自治体の創設（福祉自治体への転換；介護保険導入への課題；市民参加で創る福祉自治体―東京都三鷹市の場合）
