内容説明
本書は、疾患や治療の多様さに注意が向きがちな整形外科において、急性期から回復期にある患者をおもな対象として、運動機能を障害された人の生活に焦点を当てることを念頭において編集・執筆しました。したがって、多彩な疾患を網羅することはできませんでしたが、対象の特性や治療の特殊性を理解するための基本と、整形外科の治療を受ける患者にとって、何が必要で、どのような視点で援助していけばよいのかを示したつもりです。特に、生活スタイルの変更や再構築を必要とする患者にとっては、入院中から日常生活の自立を目標とする看護が必要不可欠であることを重視して、できるだけ具体的に援助方法を示しました。
目次
整形外科における看護の役割
骨格・骨の特徴に関する基礎知識
関節の構造と機能に関する基礎知識
脊柱・脊髄の構造と機能に関する基礎知識
第1章 骨・関節・脊椎の疾患の情報の収集
第2章 非観血的治療を受ける人へのナーシングケア
第3章 整形外科手術を受ける人のアセスメントと準備
第4章 関節の手術を受けた人へのナーシングケア
第5章 脊椎の手術を受けた人へのナーシングケア
第6章 脊髄を損傷した人へのナーシングケア
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