内容説明
まったく予期しない「精神病」という病名告知。そのとき家族は何をしたのだろうか。不可解な行動をする息子や娘に対する複雑な思いを抱く。―彼らに何をしてやれるのだろう。世間は偏見の渦。子どもである患者からはののしられ、夫婦も対立する。かけがえのない自分の家族が崩壊していく。こうした修羅場を家族はどう過ごし、何を行ったのか。切羽詰まって行った精神病院とはどんなところだったのか。さまざまな人びとに出会い、家族会を知る。―家族の生々しい体験を伝える。
目次
第1部 病気のこと
第2部 家族会に入って
第3部 地域のなかで