内容説明
行政におけるOA・情報化は、民間レベルのそれと、当初は単に同じ形態を呈している。しかし、それが高度情報化され、新たに政治の「集権化」と「広域化」という管理機能を高めることによって、国民にとってひどく脅威的な存在となり得る。本巻はいわゆる「ハイテク行政」の持つその革命性を、具体的事例を通して、時にミクロ的に時にマクロ的に見つめ、国民的レベルで考えてゆこうとするものである。
目次
序章 何が変わるのか
第1章 行政におけるOA・情報化の歴史
第2章 高度情報化と「国家・社会改造」
第3章 行政システム化の進展とその特徴
第4章 行政の構造と機能の変化と公務労働の変質―自治体職場を中心として
第5章 行政の高度情報化と国民生活の将来
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