内容説明
産業ロボットが今後ほとんどすべての生産現場に導入されるようになった時、労働者はどうするのだろうか。そして、職場だけでなく日常生活に入り込んできた時、私たちはロボットとどんな関係を持つのだろうか。来るべき世界が引き起こす新たな事態はメカトロニクスの影響の内容を示唆した混乱と錯綜のアノミー(無規制)な状態なのだろうか?現代に潜在する機械文明と人間の問題点を解析していく。
目次
序章 機械・ME・人間
第1章 ハイテク・メカトロ・ワーク―機械産業におけるME化
第2章 NC・ロボット・FMS―機械産業におけるME化のプロセス
第3章 メカトロニクス・メーカーとワーカー―機械産業におけるME化と労働者
第4章 テクノポリスとメカトロニクス―機械産業のME化が地域社会に及ぼす影響
第5章 メカトロニクスとテクノストレス―機械産業のME化が人間労働に与えるインパクト
終章 テクノ・メカトロ・アノミー―メカトロニクスの未来