内容説明
どのように人材を育成し、どのように部下を使うべきか。良い上司と悪い上司をいかに見抜き、いかに信頼関係を築くか。戦国乱世を生き抜いた武将の遺した言葉には、先の見えない時代を読み解くヒントが随所に隠されている。多胡辰敬、藤堂高虎、黒田官兵衛―。三人の知将の言葉を、文語と現代語を折衷した訳で読みやすくした、時代を超えて読む者の心に訴える名言集。
目次
第1部 多胡辰敬の理(“算用武士道”を語る―『多胡家訓』より;計算のない人生などつまらない―多胡辰敬を読み解く)
第2部 藤堂高虎の労(主従関係を語る―『高山公実録』より;疑り深い主人をどう信じさせるか―藤堂高虎を読み解く)
第3部 黒田官兵衛の潔(家臣・万民を語る―『黒田家譜』より;平和なときこそ武士道が必需―黒田官兵衛を読み解く)
第4部 辰敬・高虎・官兵衛を比較する―今の時代になにが必要か
著者等紹介
小松哲史[コマツテツシ]
1943(昭和18)年東京生まれ。作家。早稲田大学政治経済学部卒。埼玉県で中学校教師の後、アメリカ、カナダに渡る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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