ユーラシアの女性神話―ユーラシア神話試論〈2〉

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ユーラシアの女性神話―ユーラシア神話試論〈2〉

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  • サイズ A5判/ページ数 263p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784805751831
  • NDC分類 164.2
  • Cコード C3098

出版社内容情報

『アーサー王神話大事典』や『中世の祝祭』などの著作で知られるフィリップ・ヴァルテールが、主として中世期の文献に登場する「女神」や女神的存在を、ユーラシア神話の観点から分析した12編の論考をまとめた独創的な論文集。2019年7月に刊行された『英雄の神話的諸相』に続く、『ユーラシア神話試論』の第2巻。4部構成の本書では、第1部でケルト文化圏の女神が見せる3者1組の姿、第2部でヨーロッパの女神の動物への変身、第3部で異界に位置する女神の住処が取り上げられ、第4部で妖精メリュジーヌとトヨタマヒメなどの日本とヨーロッパの女神および女神的存在が比較検討されている。

目次

第1部 1柱でありながら多重化した女神(豊穣の女神―ケルトの母神から中世の妖精まで;『薔薇物語』におけるアボンド夫人と亡霊)
第2部 女神の変身(雁とペドーク;ソルグンナ―アイルランドから来たアザラシ女;鮭女と9番目の彼(『カレワラ』第5章)
スキタイのメリュジーヌ)
第3部 異界にある女神の住処(神聖な機織り場の神話(ホメロス、『古事記』、クレティアン・ド・トロワ)
異界の女王(『ガンガモールの短詩』、浦島伝説、ソーマデーヴァ))
第4部 人間界でのかりそめの暮らし(羽衣とケルト人の「白い女神」;アマテラスと笑ったことのない娘―民話の国際話型ATU571をめぐって;発見された観音像と聖母マリア像―ユーラシアの大女神を祀る聖殿の創建譚をめぐって;メリュジーヌとトヨタマヒメ)

著者等紹介

ヴァルテール,フィリップ[ヴァルテール,フィリップ] [Walter,Philippe]
1952年、フランス・モゼル県メッス生まれ。グルノーブル第3大学(現グルノーブル・アルプ大学)名誉教授。1999年から2013年まで同大学想像世界研究所所長。文学博士。専攻は中世フランス文学・比較神話学。中世から現代までのヨーロッパの神話伝承・フォークロアに通じ、神話学的アプローチに基づいた研究成果を精力的に発表している。特に「アーサー王物語」関連の著作が多い

渡邉浩司[ワタナベコウジ]
中央大学経済学部教授。名古屋大学大学院文学研究科博士課程(仏文学)満期退学。フランス・グルノーブル第3大学大学院に学ぶ。文学博士(課程博士)。専攻は中世フランス文学。著書に『フランス民話集1~5』(中央大学出版部、2012~2016年、第51回日本翻訳出版文化賞)などがある

渡邉裕美子[ワタナベユミコ]
翻訳家。名古屋大学大学院文学研究科修士課程(仏文学)修了、同博士課程中退。渡邉浩司との共訳書にC・スティール=パーキンス『写真集アフガニスタン』(晶文社、2001年)、Ph・ヴァルテール『中世の祝祭―伝説・神話・起源』(原書房、2007年)および『アーサー王神話大事典』(原書房、2018年、日本翻訳家協会2018年度翻訳特別賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。