内容説明
市民の夢と希望、現状批判を吸収し、発展してきたイギリス小説。知的な楽しみを与えてくれる代表的な著作をとりあげ、質の高い文芸批評を展開する。
目次
苦悩を超えて歓喜へ
Ｅ．Ｍ．フォースターと第五交響曲
『チャタレー夫人の恋人』と悲劇的時代
ヴァージニア・ウルフのヴィジョン
リチャードソンの『パミラ』をめぐって
『トム・ジョーンズ』の世界
スコットの『ウェイヴァリ』
メアリ・シェリーの『フランケンシュタイン』
ブロンテ姉妹の『嵐が丘』と『ジェイン・エア』
ジェイン・オースティン
『シビル』そしてチャールズ・ディケンズ
ギャスケル夫人の『グランフォード』
ジョージ・エリオット
トマス・ハーディ
『テス』と『ジュード』
ロレンスとハーディ
モダニストたちの終着点
著者等紹介
深沢俊［フカサワスグル］
１９３４年、東京生まれ。東京大学文学部卒、同大学院修了。英文学者。茨城大学講師を経て現在、中央大学教授。日本ハーディ協会会長、トマス・ハーディ協会（イギリス）副会長
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