内容説明
現代は、先行きの見えない社会だと言われる。その中で、悩みや不安も大きくなりがちである。未来に対する希望を、ついつい見失いがちになる。そうした状況を打開して生きていくには、どのようにしたらよいのだろうか…。本書は、青年の未来や希望について心理学の研究を積み重ねてきた著者が、自らの実証的な知見をふまえながら、現代を生きる若者の発達や成長の可能性について解き明かす。多くの悩みを抱えつつも充実した人生を送りたいと願う若者への温かいエールと生きるヒントに満ちた一冊。
目次
第1章 人との関係(自分を知る;人に頼る)
第2章 人生における選択(岐路に立って悩む;未来を不安に思う)
第3章 成長していく自分(ジグザグに進む;ピンチをチャンスに)
著者等紹介
都筑学[ツズキマナブ]
中央大学文学部教授。1951年東京都生まれ。東京教育大学教育学部卒業。東京教育大学大学院教育学研究科修士課程修了、筑波大学大学院心理学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。大垣女子短期大学専任講師・助教授、中央大学文学部助教授を経て1994年より現職。専門は発達心理学。1980年頃から、時間的展望の研究を一貫して行ってきた。この十数年は、環境移行に伴う時間的展望の変化プロセスを、縦断的研究によって検討している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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