目次
第1部 功利主義:形成と変容(ベンサムの間接立法論;ウィリアム・トンプソンにおける功利主義と経済思想;シジウィック・ムーア・ピグー―功利主義・利己主義・正義の観点から;G.E.ムーアとJ.S.ミルの功利主義論;「理想的功利主義」と正義論)
第2部 経済政策論:自由と公正(ジェイムズ・ステュアートにおける「国民の精神」と経済政策;デュガルド・スチュアートの穀物貿易論と啓蒙社会の構想;リカードウ『原理』最終章の検討―第3版改訂の契機と意義;F.リストと主著『経済学の国民的体系』;L.ワルラスの土地国有化政策;C.A.R.クロスランドの資本主義体制の変容に関する分析について―イギリス労働党におけるケインズ主義的社会民主主義の前提)
第3部 方法論的基礎:批判と認識(ヴィクトリア朝中期におけるヘレニズム―M.アーノルドの場合;J.M.ケインズと帰納法;効用の個人間比較―論争で何が明らかになったか?;帰納と経験―R.F.ハロッドにおける帰納法の展開)
著者等紹介
音無通宏[オトナシミチヒロ]
中央大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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