目次
第1部 国家と政治(アメリカ政治学における国家論の文脈;接合・レギュラシオン・ソシエタライゼーション―レギュラシオンの政治学;“新自由主義”の実相―ハイエクの社会・経済論にたいする批判;中国封建制論争における国家観―中国国家論の一つの前提;「開発独裁論」再考―ASEAN諸国を中心に)
第2部 所有・国民国家・経済統合(私的所有の社会的構造と国家;国民国家と世界経済;EC統合の理念と現実―資本制経済統合と「国民国家体系」の変容;いわゆる「資本主義の最高の発展段階」規定について―「超帝国主義論」の現代的有効性)
第3部 日本の現実(現代日本におけるコーポラティズムの展開―「政治改革」争点化の背景;日本における「近代」思想の構図と「現代」の課題―二つの憲法体制と理論の評価を素材として;日米構造協議と日本経済;現代日本資本主義の構造と問題性―「企業社会」あるいは「日本的経営」によせて)