内容説明
日本の法律はローマ法系に属するが、昨今はグローバル化により英訳が要請されている。コモンローの伝統がある英語への翻訳に際しての注意点を明確化し、同時に欧米的人間観と日本のそれの違いに注目して日本に法の支配が定着しない原因も探る。
目次
債権と債務
給付と履行
責任概念
義務と責任
善良なる管理者
信認 fiduciary
事務と業務
請求と請求権
過失
抵当
瑕疵
危険について
原始的不能と契約締結上の過失
無効・解除・取消・撤回
「約款」について
公正
公正について(2)
正当・不当・適当・過当
不法と違法
特権と特許
権原と権限
免除
原因と根拠
危害・侵害・損害
詐害行為
不当利得
倒産と破産
処分
利益と不利益
用益権
著者等紹介
古田裕清[フルタヒロキヨ]
1963年生まれ。ミュンヘン大学哲学博士(Dr.phil.)。現在、中央大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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