内容説明
日本比較法研究所主催のシンポジウムが開催された。このシンポジウムのテーマは「今日の家族をめぐる日仏の法的諸問題―probl`emes juridiques concernant la famille d’aujourd’hui en France et au Japon―」であり、家族の問題について家族法、財産法は勿論のこと憲法や国際公・私法の観点からも多角的に検討がなされた。本書は同シンポジウムの成果を収めたものである。
目次
憲法・国際法の観点からみた家族の諸問題(フランスにおける家族と憲法;家族にかんする国際法規範の国内的適用―日本の場合;家族関係と国際私法上の公序;家族の権利についての日仏比較)
家族をめぐる私法的諸課題(生存配偶者―その相続法制上の処遇に関する比較法的考察;親子法の混迷―親子法における二つの真実;家族法と取引法―フランス法の報告;日本の法定夫婦財産制―別産制神話の検証)
著者等紹介
西海真樹[ニシウミマキ]
日本比較法研究所所員。中央大学教授(国際法)
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