内容説明
本書は、聖フランシスコ・ザビエル渡来四五〇年を記念して「福音宣教」をテーマに開催された、上智大学神学部夏期講習会の講演をまとめたものです。
目次
第1部 福音宣教の源流(復活者キリストの宣教命令―マタイ福音書を中心に;熱意の源流―ルカ文書と宣教;修道会と中世ヨーロッパの福音化―『トゥールの聖マルティヌス伝』を中心に)
第2部 日本の福音宣教―キリシタン時代から現代まで(フランシスコ・ザビエルの目指したもの;文化の対話としての宣教―キリシタン時代の宣教観;黙許から公許へ―パリ外国宣教会による明治再宣教;第二次世界大戦とカトリック教会;戦後から現代に至る宣教方法論の推移)
第3部 福音宣教の未来(キリスト教の本質としての福音宣教;宣教と回心;パネルディスカッション 福音宣教の未来を考える)