内容説明
バングラデシュと比べて５０倍の物がある日本の人は、『５０倍幸せ』ですか？一番行きたくない国に出かけた女子高生が、渾身の執筆！映画『風に立つライオン』（原作：さだまさし）に背中を押され、子どもたちからの笑顔のバトンを日本に届ける…。
目次
準備会での楽しい夜
一番行きたくなかった国バングラデシュでの２週間（行きたくない、行きたくない、行きたくない；空港―物乞いの子との出会い；郷に入ったら郷に従え；不便と便利の天秤；人生を美しくする躾；心が温かくなる人との関わりあい；モンスターになるか人間になるか；それぞれの“らしさ”；地方と都市のギャップ；学びたい子どもたちと学ばないといけない子どもたち；バングラと比べて５０倍幸せですか？；なんにも起きない毎日；ボランティアの優しさと勝手さ；帰りたくない、帰りたくない、帰りたくない）
「楽しかった」で終わらせたくない（座談会）（それぞれのスタツア参加理由；テーマ１：「物で始まる私の生活」；テーマ２：「私は夢を描いている？」；テーマ３：「私とファッションと発展途上国の関係」）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
45
ACEFと言うNGOをご存知だろうか。世界最貧国の1つバングラデシュの教育NGOであるBDPに資金協力をしている所である。本書はそのACEFの企画するスタディーツアーに参加した１女子高生のツアー体験記である。最初は嫌でしょうがなかったバングラデシュが最後には大好きになってしまう、その過程が朗らかな瑞々しい筆致で描かれている。バングラデシュの抱える困難と日本の抱える闇とがそれぞれに複雑に絡まりあい、本当の豊かさとはと言う究極の命題に至る。その答は人それぞれではあると思うが、ここに1つの答があるか。★★★★☆2017/11/20
スー
14
等身大の女子高生の体験記、夏休みに家にいたくなーいから始まって母親に半強制的に決まったバングラデシュへのスタディーツアー。調べてみると水が出ない停電が多いWi-Fiが無いで行くのが嫌になって しまうがバングラデシュの人達とふれあう内に大好きになっていく。日本はバングラデシュの50倍物があるけど50倍幸せか？ちょっとコイサンマンのコーラの瓶のエピソードを思いだしちゃいました。幸せって何か？仕事に追われ家族との時間を犠牲にしている日本人よりおおらかで家族との時間を大切にする。いろいろと考えさせられた本でした2018/12/04
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- ’９４ 高校野球グラフ
