内容説明
世界史とは、民族の大移動や抗争の軌跡である。各民族はなにゆえに“その土地”で激しい興亡を繰り返してきたのか。地図という新視点から世界史を解き直す本。
目次
1章 弱小の民族が広大な領土を制覇しえた秘密
2章 強国の脅威から文化と誇りを死守した小国の苦闘
3章 宗教対立から国境線を争った民族摩擦の爪痕
4章 列強に挟まれ、翻弄された悲劇の民族たち
5章 今に続く民族紛争の火種を世界地図から読み解く
6章 敵視、対立の根が見えてくる「イラク問題」の真相とは
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。現在、明治学院大学教授。専攻は、日本古代史、歴史哲学。比較文化的視点を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している
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感想・レビュー
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京橋ハナコ
3
若いころはそれなりに知識として頭に残せたけれど、この年では無理だ。読んだだけになった。2020/09/01
コホーー
1
タイトルどおりの内容で、勢力圏や国境といった民族の盛衰が手軽に学べます。オススメです。2021/10/16
ヒコ。
0
表題に反して、地図が教科書レベルで海岸線と国境しかない。高原・山脈・砂漠や大河といった地形や、緯度や降雨量といった気候の情報くらいは必要だと思う。地図から何を読んでいるのかといいたい。それと民族に言及する以上は、その人種・宗教・言語の記載はいるんじゃないか。2014/03/07
かみや
0
駆け足で世界中の土地と時間を巡りました。あっさりしすぎてイスラム世界の政情が不安定としか印象に残りませんでした・・・2010/04/24