アルバ文庫<br> 長崎の鐘

個数:
電子版価格
¥319
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

アルバ文庫
長崎の鐘

  • 永井 隆【著】
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • サンパウロ(1995/04発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 10pt
  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ 文庫判/ページ数 160p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784805664056
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

浦上の灰の中に伏して神に祈る原子病患者のなまなましい被爆の体験記録。

目次

その直前
原子爆弾
爆撃直後の情景
救護
その夜
原子爆弾の力
原子爆弾傷
三ツ山救護班
原子病
原子病療法
壕舎の客
原子野の鐘

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

141
私は通り過ぎたことしかないのだけれど、息子は小学校と中学校の修学旅行ともに長崎を訪れている。そのたびに、浦上天主堂について知らべ、語り部の方からのお話も聞いているのだなあと思った。小学生には難しいだろうが、中学生には、事前にそれぞれに調べ物をさせるより、この本を読んで行かせてあげたらよかっただろうなと思った。それ以外に感想が出てこない。顔を上げたら、何もなくなっていて、灰の地獄だったのだろう。きっとそれから苦しむ声が聞こえてきたのだろう。2016/08/10

へくとぱすかる

63
有名な本であるが、ようやく初読できた。医師の目から、爆心地に近い医大での被爆体験を克明に描く。読んでいてその場にいるかのように感じられるリアルさ。爆風に痛めつけられ、炎が迫るなか、声をあげながらもその場で次々に死んでいく恐ろしい現場。自分も出血して苦しいのに、使命感から治療に回って、ついに倒れる永井先生。「人類よ、戦争を計画してくれるな」という言葉が身にしみる。2016/08/10

piro

46
同じ被爆地ながら広島と比べて長崎の話は少なく、今まで読んだ事がなかったので探してみました。長崎医大(当時)の永井博士が著した一冊は、自らも被爆し大怪我を負いながら、地道に人々の救護にあたった様子を克明に描いたドキュメンタリー。長崎医大が一瞬で野戦病院と化したあの日の様子が医師の視点から冷静に描かれておりとても興味深い。竹槍と原子爆弾の対比はまさにあの戦争を象徴する様で心が痛みました。「戦争は人類の自殺行為」心からの反戦を訴えた永井博士の思いを絶やしてはいけません。2023/08/08

瑪瑙(サードニックス)

45
永井博士のたんたんとした記述に余計に原爆の残酷さを感じた。長崎に原爆が投下される直前から順序立てて綴られていている。ご自身も被曝され、奥様を亡くし、幼い子供たちを残して亡くなられた。どんな気持ちだったのだろう?この本はあくまでも事実を忠実に記す事に心血を注がれたように思う。永井博士のもっと内面の事も知りたいと思った。2018/08/16

マリリン

36
兼業だった頃、当時70代後半だった社長から長崎での被爆体験の話を聞いた。本書は、著者が自らの体験を自身の立場から記録に残した「医療隊救護活動報告書」。占領軍司令部から差し止めを受けたという内容は、当時の情景とともに原子爆弾の詳細・被爆の影響や治療・情景等。以前聞いた話が下地にあったので、社長の心情がより理解できた。訃報の連絡に過剰な反応を示し、陰で異常だと言われていたけれど、10代前半で本書に書かれているような状態を目の当たりにしたら、心に受けた傷は多分生涯消える事はないだろう。→2019/09/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/415756
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。