内容説明
本書は、著者が、「司祭年」に教皇ベネディクト16世の前で行った「司祭職」に関する黙想会の8つの講話をまとめたものである。神から託された司祭職の特別な本性、永遠の価値を、教会の伝統と、現代思想の中で鮮やかにとらえ直している。すべてのキリスト者に向けられた書である。
目次
第1講話 イエス・キリストの僕であり、友
第2講話 聖霊に仕える
第3講話 新しい契約の奉仕者たち
第4講話 わたしたちはキリスト・イエスこそ「主」であると宣べ伝えています
第5講話 キリストはご自分を神にささげられた
第6講話 「わたしのもとに立ち返るのなら」
第7講話 マリア、司祭の母、司祭の模範
第8講話 わたしたちには、偉大な大祭司がおられます
著者等紹介
カンタラメッサ,ラニエロ[カンタラメッサ,ラニエロ] [Cantalamessa,Raniero]
1934年に生まれる。1958年カプチン・フランシスコ修道会司祭叙階。ミラノ・カトリック大学で古典文学博士号を取得。古代キリスト教史を教えるかたわら、ミラノ・聖心大学宗教学部長、初代教会史教授を歴任。1975年~80年まで国際神学委員会委員。十年間にわたり、プロテスタント教会との対話委員会の委員などの職務を果たす。1980年、教皇ヨハネ・パウロ二世によって教皇公邸の説教師に任命され、毎週、さらには待降節、四旬節などの典礼の季節ごとに教皇、枢機卿、司教、各修道会代表の前で説教を行った(2009年まで)
小西広志[コニシヒロシ]
1962年に生まれる。1985年上智大学文学部哲学科卒業。1993年小さき兄弟会(フランシスコ会)入会。2000年司祭叙階。2005年教皇庁立ローマ・アントニアヌム大学修了(STL、専攻は教義神学)。東京・聖アントニオ神学院教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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