内容説明
キリスト教を信じる人が、人口の約1%にすぎない日本においては、カトリックとプロテスタントでは、どのような違いがあるのかを理解するのは難しい。本書は、カトリックの神父が相互理解を求めて、その共通点、相違点を丁寧に解説したものである。聖書、洗礼、神父、牧師、結婚、離婚、自死の問題など、具体的なテーマをもとに説明する。
目次
第1部 カトリックとプロテスタントに共通するもの(テーマに入る前に;まったく同じ唯一の神 ほか)
第2部 カトリックとプロテスタントが相違する点(その歴史の違い;カトリックとプロテスタントの「教会」の理解 ほか)
第3部 宗教社会学の立場から見た相違点(「社会学」は宗教に関係があるのか;宗教と科学の対立 ほか)
第4部 カトリックとプロテスタントの一致を目指す「教会一致運動」
著者等紹介
ヨンパルト,ホセ[ヨンパルト,ホセ] [Llompart,Jos´e]
1930年スペインのマヨルカ生まれ。1954年哲学修士。同年来日。1961年西ドイツで司祭叙階。1962年神学修士。1967年ボン大学法学博士。2000年上智大学法学部教授として定年退職。上智大学名誉教授。2012年帰天(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。