内容説明
東洋日本美術における「松」「竹」「梅」のモチーフには、どのような意味が込められ、どう表現されてきたのか。多彩なイメージの来歴を知るための、鑑賞にも役立つ美術ガイド。高潔と吉祥の表現史。
目次
鑑賞編(松;竹;梅;歳寒三友)
論考編(日本の工芸にみる松;日本文化にみる「松」と「雪」の観念―「雪中常盤図」と「松雪山房図」を中心に;東洋美術に見る竹の聖性―水月観音図を中心に;俯仰する竹と鳳凰―夏〓筆「朝陽舞鳳図」にみる「異形の竹」絵画化の系譜;金屏風の墨梅―初期南画家・彭城百川を軸に ほか)