感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
6
「頼朝が小林郷に移転したときも、松の柱に茅の屋根の粗末な社殿にすぎなかった。治承四年…十二月、上総国に流されていた阿闍利定兼を最初の鶴岡供僧に任命した。供僧というのは、供奉僧の略で、神社に奉仕する僧である。供僧は頼朝の勢力が盛んになるにしたがって増加し、平家滅亡のあとには、平家の生き残りが北条時政…などを頼って鎌倉に下向し、供僧に補せられているものが少くない。おそらく平家一族の救済と監視を兼ねていたのであろう…義和元年五月には、武蔵国浅草の大工を呼んで社殿の改築をはじめ、八月十五日に正殿遷宮の儀を行った」2019/03/02
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- 和書
- 飛べない鴉 祥伝社文庫




