出版社内容情報
ル・コルビュジエの絵画と建築をひとつの統一的な芸術活動としてとらえ、彼の創造的精神を考察する。「人は私を建築家としてしか認めない。人は私を画家としては認めたがらない。それにもかかわらず、絵画を通じてこそ、私は建築に到った。」
近代建築を代表する建築家であるル・コルビュジエの絵画に着目し、1910年代の初期の絵画から1950年代までのその変遷を追いながら、これと並行する建築の変化も検証することで、ル・コルビュジエの絵画と建築をひとつの統一的な芸術活動としてとらえ、彼の創造的精神を考察する。
呉谷充利[クレタニミツトシ]
著・文・その他
内容説明
近代建築を代表する建築家であるル・コルビュジエの絵画に着目し、1910年代の初期の絵画から1950年代までのその変遷を追いながら、これと並行する建築の変化も検証することで、ル・コルビュジエの絵画と建築をひとつの統一的な芸術活動としてとらえ、彼の創造的精神を考察する。
目次
第1部 初期の絵画、建築(ピューリスム絵画:視覚に与えられた力学的統一;行動的場面の力動性:「昇る道」)
第2部 身体の表現(身体の表現の展開;身体表現としてのル・モデュロール;ノートル=ダム=デュ=オー礼拝堂)
第3部 ヴィオレ=ル=デュクとピューリスムの展開(形態表現の発展とラショナリズム;ヴィオレ=ル=デュクの思想とル・コルビュジエのピューリスム;象徴性;絵画の意義;二元論の統一 ほか)
著者等紹介
呉谷充利[クレタニミツトシ]
1949年生まれ。建築史家、相愛大学名誉教授。関西大学大学院修士課程建築学専攻修了。フランス政府給費留学にてル・コルビュジエの研究、京都大学博士(工学)。相愛大学人文学部教授を経て、同名誉教授。雑誌『りずむ』(白樺サロンの会)創刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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