内容説明
油絵はもう、終わっているのだろうか?古今東西の画家を衝き動かす「油彩画」の発明、現在、そしてこれから。国内外の第一線で活躍する総勢15名の美術史家たちによる、「油彩」研究の最前線。
目次
第1章 油彩の登場と展開(ヤン・ファン・エイクと油彩の「発明」;ウルビーノ宮廷の芸術活動とフランドル絵画の関係―ラファエロ作“聖ゲオルギウスの竜退治”におけるメムリンクの影響;レンブラントの後期版画作品)
第2章 油彩の新地平(一九世紀フランスにおける戸外制作の油彩画技法;ミュシャの油彩画制作過渡期における連続性について)
第3章 アジアでの展開(フィリピンにおけるコロニアル絵画の変遷;朝鮮における「西洋画」の受容―「冊架画」にみる彩色法)
第4章 日本での展開(油彩画の魅惑―日本美術はいかに油彩画と向き合ったのか;油彩に「日本」を加える―藤田嗣治の「乳白色の下地」;せめぎ合うエロティシズム―三岸好太郎“海と射光”の裸婦について)
第5章 油彩からの撤退/忌避(油彩からの撤退―浅井忠の場合;行為としての油絵―白髪一雄の“泥にいどむ”;コラム 油彩研究の現代的意義)
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