目次
序章 中世都市の美(「都市景観」と「都市美」;イタリア中世都市シエナ;研究の目的と方法;本書の構成)
第1章 丘上都市シエナの都市構造(シエナの都市形成史概略;都市を構成する住宅建築;市壁の拡張と市街地の形成)
第2章 キリスト教建築に見る中世都市の諸相(キリスト教と中世都市;シエナの教会施設と都市形成;シエナ領域内の修道院と都市;シエナ大聖堂に関する考察)
第3章 世俗建築の意匠性と都市空間(住宅建築の変遷と類型;住宅建築のファサード;パラッツォ・プッブリコ建設の意味;小結)
第4章 都市条例に見る都市の美意識(コムーネの体制と都市条例;都市条例(一二六二年)に見る都市空間のコントロール
都市条例(一三〇九―一三一〇年)に見る都市の美意識
小結
都市美の表象)
著者等紹介
片山伸也[カタヤマシンヤ]
1969年生まれ。1992年、東京芸術大学美術学部建築科卒業。同大学院美術研究科に進学。1993~95年、フィレンツェ大学建築学部に留学(1993/4年イタリア政府給費留学生)。1997~2000年、(株)曽根幸一・環境設計研究所に勤務。設計実務に携わる。2003年、東京芸術大学大学院美術研究科博士課程満期退学。2006年、日本女子大学専任講師。2011年より准教授。博士(美術)。研究分野は、イタリア中近世都市史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。