目次
ルノワルの追憶(梅原龍三郎)(初めて巴里でルノワル先生の画を見る;カイニュに初めて先生を訪ふ ほか)
その他の寄稿(ルノワル翁の消息;福島コレクションのルノワル ほか)
書簡・日記資料(ルノワール自筆書簡(梅原宛)一九一一年秋頃
ガブリエル自筆書簡(梅原宛)一九一三年五月頃 ほか)
梅原龍三郎の青春(嶋田華子)(美術体験―ルノワールを選ぶまで;ルノワールへの目覚め ほか)
附録
あとがきにかえて ルノワールと梅原龍三郎の足跡を求めて(嶋田華子)
著者等紹介
嶋田華子[シマダハナコ]
東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻(文化経営学)修士課程修了。各種展覧会の企画運営を行う。教材執筆や講演、カルチャースクール講師、ギャラリートークなど多方面で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
2
14- 赤45 ★ジャクスタポジション!ルノワール師の「パリスの審判」と梅原引用 梅原のルノワール会見記 小林秀雄 曰く「全く文学臭の希薄な文」と。しかし、それが彼の無垢な心の高揚・至福のあかし…間違いなく小林に滲みたはず。師の死後ルノワールとはそのパワーは滅却していくが、親和性は断ち切れなかった。後に東洋美術の導入 フォービズム…独自の世界観への 構築にいたる。近代日本の画壇を牽引した洋画家、梅原龍三郎が、敬愛する師ルノワールとの交流を綴った、資料的価値の高い歴史的名著。梅原による関連記事2011/01/09